■ドイツ・中欧の旅

ドイツ・チェコ・スロバキア・ハンガリー10日間(2008年5月6日〜5月15日)
0)はじめに  1)成田〜ベルリン  2)ベルリン〜ポツダム〜ベルリン  3)ベルリン〜マイセン〜ドレスデン〜プラハ  4)プラハ  5)プラハ〜チェスキー・クルムロフ  6)チェスキー・クルムロフ〜ブラチスラバ  7)ブラチスラバ〜ドナウベント〜ブダペスト  8)ブダペスト  9)ブダペスト〜帰国 10)あとがき 

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ドイツ・中欧の旅の風景画

 

■あとがき

 旅行をして気づいた点をいくつか書いてみましょう。

#次第に、書くことがなくなってきそうですが…。

 ●通貨

 今回使用した通貨は以下のとおり。

 私は土産物は殆ど買わないし、使ったお金は、大半が水と自由時間における食事代だけなので、金銭感覚はないと言った方が良い。
#だからレートを知りたければ自分で調べて下さいね。

 いずれ、各国ともユーロになっていくだろうから、通貨の話しはせいぜいここ数年の話しになるんだろうと思う。

・ユーロ(ドイツ)

・コルネ(チェコ・スロバキア)

 外での買い物にお金を使った記憶がないが、コルネもユーロも使うことはできたと思う。但し、釣り銭はコルネになっている。

・チェコ・スロバキア

 忘れてしまった(^^ゞ。

・フリント(ハンガリー)

 ユーロも日常的に使えるが、釣り銭はフリントになる。

 コルネと同様に近いうちにユーロになるだろうから、あまり釣り銭は残したくない。

 仲間の中にはCityBankのキャッシュカードを使って、ATMで現地通貨を調達している人がいた。これは参考になる。

 彼の話では、
 国際キャッシュカードで引き出したチェコ・コルナのレートは6.63円。
 クレジットカードで支払ったハンガリー・フォリントのレートは0.66021円 とのこと。

・トラベラーズチェック

 この前のイタリア旅行で残っていたのを持参したが、全く使えなかった。添乗員に連れていって貰った契約店でも使えないんだからイヤになってしまう。

 ブダペストの銀行で現金にしようとしたが、3番目の銀行でようやく現金化できたくらい扱いにくいものだった。
 次回からは、トラベラーズチェックは使わないだろう。

 そんなことより、海外でも使えるカードを持参する方が遙かに便利なことがわかった。

 ●食事や会話

 私は、英語の他、第二外国語としてドイツ語を選択したことはあるが、いずれも読むことが殆どで会話はだめである。もちろん、それを補うだけの度胸も格別あるわけではない。

 しかし、今回は、だんだん慣れてきたせいか、片言の英語であまり不自由な感じはしなかった。

 特に、旧東欧諸国において、街中の殆どの施設で私の片言の英語が通じたのは嬉しかった。喫茶店やらマクドナルドでさえ、店員の女の子が英語を理解してくれるのである。もちろん、会話は私など比べものにならないほどうまい(^^ゞ。

 食事はどこも美味く、今までの旅行先の中では最も満足できた。
 もっとも、これは特に美味いというのではなく、日本人に合う味つけだと感じたからかもしれない。

 それに、私が日本食にあまりこだわっていないということもあるかもしれないし、外国の食事に慣れてきたということもあるかもしれない。

 水は、専らミネラルウォーター(ノン・ガス)を飲んでいた。
 ただ、この地域の水は、水道水をそのまま飲んでも大丈夫だと(日本的に考えれば不思議な言い方であるが…)聞いたが、ミネラルウォーターを飲んでいたのはあくまでも安全のためである。

 ●公衆トイレ

 街中には公衆トイレは全くないと言って良い。少なくとも今回の旅行では公衆トイレを使った記憶はない。

 大抵は、飲食店や土産物等の店舗内のものを使うことになる。もちろん、店舗の客であれば無料のことが多いが、トイレ利用は基本的には有料である。

 最初は、こういうシステムには不便さも感じたが、仮に公衆トイレがあっても、スペインで体験したような、便座がないような管理の悪いトイレを使わされるより、有料でもきちんと管理されたトイレを使える方がはるかに気持ちが良いと思うようになってから、こういうシステムも悪くないかも…と思うようになった。

 もちろん、水もトイレも無料できれいになっている日本の方が遙かに快適であるには違いない。

 ●ホテル

 今回の旅行は阪急交通社の「クリスタル・ハート」というもので廉価版の「トラピクス」より、やや高齢者向きなのかどうか、多少余裕のあるものだった。

 そのせいかどうか、ホテルも今までに比べてちょっとランク上のものだったのかもしれない。全く不都合のないホテルだった。

 ホテルは基本的にはアメリカンタイプで、朝食は全てバイキング。
 手洗い、浴槽、トイレ全て問題なし。イタリアのホテルよりはるかに良い。

 ●カメラの撮影について

 今回は、2500枚を越える写真を撮ってきたが、そのうちバスの中で撮影したものも結構ある。

 乗り物の中の撮影チャンスは瞬間的なので、特に次のような点に注意が必要である。

【カメラ】

 カメラの動作は早い方が良い。つまり、「スイッチ・オンから撮影可能時間」と、「シャッターを押してから、次のシャッターを押せるようになる時間」が短い方が良い。その意味では一眼レフは快適である。

 また、ピントを合わせている暇などないので、見て「これは良いかも」と思った瞬間にシャッターを押さないと、大抵の場合、シャッター・チャンスを逃してしまうことになる。
 ズーム・レンズを使用している場合には、それを操作している時間もないので、最初から、次の風景を予測してズームを設定しておくか、あきらめて、最初から広角側で設定しておくか、が重要である。

【バスの座席】

 良い写真を撮るためにはバスの座席も問題となることを、今回は特に思い知らされた。

 一般的には、観たいものがある側に座る方が満足度が高いということになるだろう。例えば、ポイントとなる景観(施設)が見られる側であったり、川などがある場合には、そちらの開けた景観が得られる側、ということである。

 しかし、大抵の場合、どういうコースを採るか予測不可能なので、どちら側の景観が優れたものになるのか、事前にわからないケースが多いだろう。

 それでも、私は、バスの座席は「陽の当たらない側」の座席の方が、満足感は大きくなると考えている。
 それは次のような理由からである。

・風景は、順光になるので色彩・光が良く感じられる。
・座席に光が入らないので、前面のガラスの反射が少なく、画像にガラスの反射画像が入らなくて済む。

 進む方向と、太陽位置はあらかじめ予測できるので、旅の後半では、こんなことを意識していた。
#ただ、それでもなかなか思うように行かなかったが…(^^ゞ。


 とまあこんなことなどを感じた旅でした。

 

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